こんにちは。(株)関口建設の柏木と申します。
今回は資金計画の重要性についてお話させていただきます。
昨今よく耳にするのが、住宅ローンについて、「4000万円ぐらい借りるのが当たり前になってきた」
という事です。しかもこのご時世なのでボーナス無しで、との事です。
つまり、当たり前のように月11万円以上もの返済を(固定ならもっと高くなります)
これからずっと続けていかないといけないという事なのですが、
果たしてこれは、家計的に本当に大丈夫なのでしょうか。
例えば、ご主人の年収が500万円だとしたらこの方の毎月の平均手取りは約28万円となるのですが
ここから先程のローン返済を差し引い残りの額だけで生活していけるのでしょうか?
車を維持し、食費に雑費、携帯代金に水道光熱費、塾代、保険代に外食代娯楽費、その他諸々を
17万円でやりくりできるのでしょうか? この他、家を持つとこれまで必要ではなかった
税金や火災保険、家のメンテナンス費なども必要になるわけですし、これに加えて、子供たちの進学資金
だって多少なりとも積み立てしていかないといけないわけです。
なかなか厳しい状況ですよね。貯蓄や積み立てをする余裕どころか必要なお金さえも残らないかもしれませんよね。
つまり、この時点で奥様も働き続けることが前提となってしまうのですが、個人的には男性にはここに
頼り過ぎないようにするべきだと思います。
奥様は、働きたくても思ったように働けない状態に遭遇するかもしれないからです。
これから先は、所得は思うように上がらない中、物価と税金と社会保険と金利が上がる事によって可処分所得は下がり
更に脱酸素という約束をしてしまった事によって電気代も想像を絶する価格にまで跳ね上がるかもしれません。
ですので家を建てるにあたって、勢いと直感に任せて突き進まず、社会・経済の流れも勉強しつつ、
将来の事まで考えた上で、「これならいける!」という資金計画のもと進んでいただければと思います。